運営事務局の一句

vol.25

一句

詠み手

 今年もキラク介護川柳の季節がやってきました。早いもので5回目の開催となります。
そして、順番にまわってくるこの「事務局からの一句」も私の番がやってまいりました。
私にとって「事務局の一句」を考えることは、自分の日々の生活や親との関わり、思ったことや感じたことなど、ふっと立ち止まって考える良い機会となっています。

 今回の川柳は、小さい頃から母親代わりに大切にしてくれた叔母との交流を詠んだ一句です。
80才を過ぎて、かなり弱ってきて自分の身の回りもままならない叔母ですが、私が行くと小さい時と同じように、手を握り、「頑張り~。良い手してる。幸せになるよ。」と言ってくれます。
小さい時、その手のぬくもりと言葉が私にどれほどのチカラを与えてくれたことでしょう。そしてそれは今も変わらず、私の心にチカラを与えてくれます。
自分に対し、無償の愛を注いでくれる人の存在は本当にありがたく、大切にしなければと改めて強く思います。そして、自分も人に与えられる人になりたいと思っています。(まだまだ未熟者でもらうばっかりの私です。)

 皆さんも大切な人を思い、こころを形にし、川柳を詠んでみませんか?
今まで気がつかなかった感謝の気持ちや新しい発見がきっとあるはずです。
今年も皆様の応募を心からお待ちしています。

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