今回、228名の生徒の皆様から応募があった、防府商業高校様は国語の授業で「キラク川柳」を取り上げてくださいました。
久原 弘先生は、応募の動機として、「近い将来介護を支えていくであろう若者達に、介護を考えることで世代間の相互理解と交流の促進につながり、優しさと思いやりの心を育んでほしいと考えて、授業の一環として、キラク介護川柳を取り上げました。」とのこと。久原先生の想いは、生徒の皆さんにしっかりと伝わり、優しい想いにあふれた素晴らしい川柳が多く寄せられました。
その中で、優秀賞を受賞した安田 聡くんは、ご両親が共働きだったため、小さい頃からおばあさまにすごくお世話になっていたそうです。授業で「介護川柳」を詠む時、一番に浮かんできたのは、幼稚園の頃おばあさまがおんぶして寝かしつけてくれたとのことです。その時の想いを詠った今回の受賞作品「遠き日の ぬくもり思う 祖母の腕」 です。
安田くんは「今回の受賞は、表彰を受けることが初めてだったこともありすごく嬉しい。
一生の思い出になるし、励みになります。小さい時にお世話になった祖母に将来は恩返しをしたいです。」と力強く語ってくれ、こちらが恐縮してしまうほどでした。
安田くんの優しく素直な性格、真っ直ぐな物の見方、瑞々しい感性からご家庭や学校生活の素晴らしさを感じることができます。
そして今回の取材で一番心に残ったのは三吉校長先生と久原先生の生徒に対する暖かく優しい眼差しです。見ていて、心がほんわか優しい気持ちになりました。
山口県立防府商業高校の皆様、本当にお世話になりました。
来年のご応募を心よりお待ちしております。ありがとうございました。