特養ぶどうの郷様は、名前の通り周囲をぶどう園に囲まれた自然豊かな場所にあります。遠くに上毛三山の山々が見渡せ、庭には各種の木が植えられており、四季の移り変わりを肌で感じられる素敵な施設です。施設内は木を中心とした作りになっており、暖かい雰囲気が醸しだされ、心癒やされる空間となっていました。
今回、受賞された茂木様は、実際にお邪魔してビックリ。なんとぶどうの郷様の施設長様でした。笑顔が優しく、物腰も柔らかで私達をあたたかく出迎えて下さいました。
「紅さして はじらい卒寿の 写真撮る」
受賞されたこの句は、伊勢崎市で行っている90才になられた方の記念撮影の情景を詠ったものだそうです。施設入居者の方が90才になると市から、施設にカメラマンの方が来られます。今年、90才になられた女性の方は素敵な衣装を身にまとい、お化粧をして撮影されたそうです。特に口紅をつけたことがとても嬉しかったらしく、恥じらいながらも満面の笑みで写真に収まりました。普段あまり表情を変えないこの女性の嬉しそうな顔が印象的で、この句を詠まれたそうです。女性を満面の笑みに変えてしまうお化粧ってすごい。やはり女性にとってお化粧は特別なものなのですね。同じ女性として、気持ちがとてもわかります。
茂木施設長様にとって川柳は、自分の想いや考えをみんなに伝えるツールのひとつだそうです。自分が詠んだ句を読んで、職員の方が何か感じてくれたら嬉しい…と笑顔で話されていました。
優しい施設長様のお人柄同様、他の職員の皆様も大変感じの良い応対をしてくださり、スタッフ一同、感激致しました。しっかりと施設長の考えは職員の皆さんに伝わっているのだと暖かい気持ちになった表彰式でした。
茂木施設長、優秀賞おめでとうございます!
そして、ぶどうの郷の皆様、お世話になりました。ありがとうございました。