vol.112
キラク川柳の部屋
運営事務局
川島 学士
私が小学生の頃、両親の帰りが遅く夕食も遅くなることが多かったため、お腹をすかせ学校から家に帰るといつも祖母がおにぎりを用意して待っていてくれました。
私と姉2人の3人分のおにぎりを作ることは腰の曲がった祖母には大変だったはずですが、毎日欠かさず作り、中の具も日替わりで変えてくれていたことは今でも心に残っています。
そんな祖母は地元栃木県のグループホームにおり、私は東京にいるため頻繁に会うことはできませんが、週に1度は電話をして元気な声を聞いています。
この句を作り、幼少期の思い出を思い出すと同時に、会えるうちに会いに行き祖母と新しいたくさんの思い出を作りたいと思いました。
前回祖母のもとを訪れた際に撮った写真です。
後ろには三姉弟の写真が飾られており、
電話をする時には写真はないかとよくねだられます。