運営事務局の一句

vol.83

立食す老いを止めるは甥の愛

詠み手 キラク川柳の部屋
運営事務局
杉原 秀美

「足が痛い,しびれる」「腰が痛くて寝られない」
毎朝、起きてきた母の口癖となりつつあります。
足がしびれて、腰が痛く椅子に座るのもままならない状態の為、
朝ごはんを「立食パーティ」と立って食べてたりもしています。
愚痴も増えて「聞きたくない!」と思いつつも我慢×我慢(笑)
そんな母ですが、甥っ子たちの食事を頼まれた日に限って
朝早くから起きて、そそくさと買い物に出かけて、彼らの大好物を作り、
楽しく会話した事を嬉しそうに報告してくれます。
明るく話す母を見ていると、甥への愛こそが母の老い防止への特効薬だと思うこのごろです。


「歳時記を大切に」ハロウィンの仮装披露でご満悦の甥っ子たち。


「縁を大切に」友人の手ほどきで備前焼作成中。

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